ハンディターミナルのよくある故障例と対処法

ハンディターミナルの電源が入らない、バーコードが読み取れない、ボタンが反応しないなどのトラブルは、物流・製造現場で突然発生します。

しかし、実際には本体故障だけでなく、消耗品の劣化や設定、周辺機器の不具合が原因となっているケースも少なくありません。

当社が運営するハンディ屋の修理サポートでは故障原因の内訳として、キー操作に関する不具合、バーコードの読み取り不良、液晶表示の不具合が特に多く見られます。

この記事では、ハンディターミナルでよく発生する故障や不具合について、症状ごとの主な原因、自分でできる確認方法、修理が必要なケースの見分け方を解説します。まずはセルフチェックを行い、故障の切り分けにお役立てください。

当社のハンディターミナル修理実績における主な故障内容

順位

故障内容

割合

1位

キー不良

25.3%

2位

読み取り不良

22.0%

3位

液晶不良

18.1%

4位

電源不良

9.3%

5位

物理破損

8.8%

6位

バッテリー不良

7.7%

この記事で分かること

  • ハンディターミナルの故障かどうかを判断する方法

  • 電源・液晶・読み取り・ボタン・バッテリー不良の主な原因

  • 自分で改善できる症状と修理が必要な症状の違い

  • 故障発生時に最初に確認すべきポイント

  • 修理を依頼するべきタイミング

ハンディターミナルの電源が入らない・起動しない場合

故障原因 1:電池パック端子や本体電極端子が汚れている

【対処方法】 ⇒ 端子部分を乾いた布などで拭いてみる

端子部分を乾いた布などで拭いてみます。

電極端子が汚れていると、電源が落ちる、あるいはフル充電できないといった不良の原因になります。

故障原因 2:電池カバーが正しく装着されていない

【対処方法】 ⇒ ロックレバーの位置を確認

電池と電池カバーを正しくセットし、ロックレバーが正しい位置までロックされているかを確認しましょう。
(一部機種では、電池カバーが正しくセットされていないと、電源が入りません)

故障原因 3:本体ではなく充電台が壊れている

【対処方法】 ⇒ 充電台を入れ替えてみる

充電台を複数お持ちの場合、充電台を入れ替えてみましょう。
電源が入り正常に作動した場合は本体ではなく充電台の不良が考えられます。

充電台の不良だと判断できた場合は、充電台を買い換えましょう。

充電台は充電専用タイプが安価です。
PCとの通信機能が不要な場合は充電専用タイプを選択しましょう。

修理を依頼した方がよいケース

  • 電極端子を清掃しても改善しない

  • 電池カバーを正しく装着しても起動しない

  • 別の充電台でも充電できない

  • 予備バッテリーでも起動しない

  • 電源が入ったり切れたりを繰り返す

上記に該当する場合は、本体内部の基板や配線の不具合が発生している可能性があります。修理による点検をおすすめします。
(データは初期化されます)

また、中古ハンディターミナルの専門店ハンディ屋では、ハンディ本体だけではなく受電台などの周辺機器も取り扱っております。
使えなくなった充電台の買い換えなら是非ハンディ屋をご利用ください。

ハンディターミナルの画面が暗い・表示が見えにくい場合

故障原因:コントラスト・バックライトの設定がオフになっている

【対処方法】⇒ 本体のシステムメニューで設定を行う

本体のシステムメニューで設定を行い、表示が見やすいところに合わせてみましょう。

修理を依頼した方がよいケース

  • バックライト設定を変更しても改善しない

  • 画面の一部だけ表示されない

  • 液晶に縦線や黒いシミが表示される

  • 画面が点灯しない

液晶パネルや表示基板の故障が考えられるため、修理点検をおすすめします。
(データは初期化されます)

タッチパネルの反応が悪い・操作できない場合

故障原因:ディスプレイに汚れが付着している、タッチペンの先が擦れてしまっている

【対処方法】 ⇒ ディスプレイを柔らかい布でふき取る、タッチペンを交換する、補正画面から補正する

ディスプレイの汚れは柔らかい布でふき取り、タッチペンは必要な場合は交換をしましょう。

また、上記以外でもタッチパネルの補正を行う事で改善する場合があります。
(メーカーや機種によって設定が出来ない場合があります)

修理を依頼した方がよいケース

  • 画面清掃やタッチ補正を行っても改善しない

  • 特定の場所だけ反応しない

  • タッチ操作とは異なる位置が反応する

  • 全く操作できない

タッチパネルや液晶部品の劣化・故障が考えられるため、修理をご検討ください。(データは初期化されます)

バーコードが読み取れない・レーザーが照射されない場合

故障原因:スキャナ窓に汚れや傷がついている

【対処方法】 ⇒ アルコールを少し染みこませた柔らかい布や綿棒で汚れを軽く拭き取る

スキャナ窓に汚れやキズがあるとレーザーが上手く照射しない場合があります。
レーザーが点になる・ぼやけた光になるなどが典型的な症状です。

汚れは、アルコールを少し染みこませた柔らかい布や綿棒で軽く拭き取りましょう。
強く擦ってしまうと表面に傷がつき、読み取りに支障をきたす場合がありますので注意しましょう。

修理を依頼した方がよいケース

  • スキャナ窓を清掃しても改善しない

  • レーザーが全く照射されない

  • 正常なバーコードでも読み取りできない

  • 落下後から読み取りできなくなった

スキャナユニットや内部部品の故障が考えられます。業務に支障が出る前に修理をおすすめします。

レーザー照射不良について、より詳しく知りたいという方は「ハンディターミナルのレーザー故障事例まとめ!修理はどうすればいい?」も併せてご確認ください。

ハンディターミナルの音が小さい・音割れする場合

故障原因:音量が小さく設定されている

【対処方法】 ⇒ 音量設定を確認する

ハンディターミナル本体の音量設定を確認しましょう。

音量を大きく設定すれば改善される可能性があります。

修理を依頼した方がよいケース

  • 音量設定を変更しても改善しない

  • 音が途切れる

  • 音が極端に小さい

  • スピーカーから異音がする

スピーカーや音声出力部品の故障が考えられます。
修理に出すことをおすすめします。

ボタンが反応しない・破損した場合

故障原因:使用頻度が高いボタンは破損しやすい

トリガー部分や電源ボタンは使用頻度が高いため、他のボタンよりも破損しやすいです。

故障原因:内部基盤の故障

ボタン部分に問題がなくても、内部の基盤の摩耗によって反応しなくなる場合もあります。その場合単純なボタンの修理だけではなく、基盤の交換などが必要となります。

修理を依頼した方がよいケース

  • トリガーボタンが反応しない

  • 電源ボタンが押せない

  • キーが陥没している

  • 複数のボタンが反応しない

ボタン部品や接点の摩耗・破損が考えられます。
継続利用する場合は修理をご検討ください。

バッテリー異常・残量エラーが表示される場合

故障原因:内部バックアップ電池の消耗

充電池(電池パック)を交換しても「バッテリーの残量がありません」と表示される場合、ハンディターミナルの本体内部に内蔵されているバックアップ電池の消耗が考えられます。

修理を依頼した方がよいケース

  • 電池パック交換後もエラーが表示される

  • 充電しても残量表示が改善しない

  • 起動するたびにエラーが表示される

  • 使用中に突然電源が落ちる

内部バックアップ電池や電源制御部品の劣化・故障が考えられます。
単純なバッテリー交換ではなく、分解して内部部品を交換する必要があるため、専門業者への修理依頼をおすすめします。

【関連記事】
ハンディターミナルとは?現場ごとの必要な機能を解説

ハンディターミナルの故障に関するよくある質問

ハンディターミナルの故障は自分で修理できますか?

電池パック交換や端子清掃などは対応できる場合がありますが、本体内部の分解や部品交換は専門知識が必要です。無理に分解すると症状が悪化する可能性があるため注意しましょう。

修理と買い替えはどちらがおすすめですか?

故障箇所や機種の年式によって異なります。部品交換で復旧できる場合は修理が有効ですが、メーカー保守終了機種や複数箇所に不具合がある場合は買い替えが適しているケースもあります。

メーカー保守が終了した機種でも修理できますか?

可能です。ただし部品供給状況によって対応可否が異なるため、事前確認が必要です。

ハンディターミナルの寿命はどのくらいですか?

使用環境や機種によって異なりますが、一般的にはバッテリーやキー部品などの消耗部品から先に劣化します。落下や粉塵環境の影響によって寿命が短くなる場合もあります。

修理期間中に業務が止まらない方法はありますか?

予備機を保有する方法や、必要期間だけハンディターミナルをレンタルする方法があります。当店ミガルレンタルでは1週間6600円から各種ハンディターミナルをレンタル可能です。特に物流や製造現場では代替手段を事前に確保しておくことで業務停止リスクを抑えられます。

故障しやすい部位はどこですか?

当社の修理実績では、キー不良、読み取り不良、液晶不良の割合が高くなっています。頻繁に使用する操作部や読み取り部は負荷がかかりやすく、故障が発生しやすい傾向があります。

故障を予防するために日常点検で確認すべきことはありますか?

電極端子やスキャナ窓の清掃、バッテリー膨張の有無、ボタンの操作感などを定期的に確認することで、突然の故障リスクを軽減できます。

落下後は正常に動いていても点検した方が良いですか?

落下直後は問題なく動作していても、内部部品や接続部にダメージが蓄積している場合があります。異常が続く場合は早めの点検をおすすめします。

中古のハンディターミナルでも修理できますか?

機種や部品調達状況によりますが、ハンディ屋の修理サポートでは中古端末や購入元が異なる端末でも修理可能な場合です。まずは機種名と症状を確認しましょう。

故障したハンディターミナルのデータは消えますか?

故障内容によって異なります。基板交換や初期化を伴う修理ではデータが消える場合があります。修理依頼前にバックアップ可能か確認しておくことをおすすめします。

修理も依頼できる「ハンディ屋」

まずは症状によって自己診断をしてみて、対処してみても直らない場合は修理を依頼しましょう。

また、これらのトラブルは「ハンディ屋」で修理を行うことも可能です。

ハンディ屋でご購入いただいた機器以外でも修理サポートの対象内ですので、メーカーサポートの切れた古い機器などでお困りでしたら、ハンディ屋の修理サポートまでご相談ください。

また、急な故障や修理期間中の代替機でお困りの際は、ハンディターミナルレンタルのミガルレンタルにご相談ください。

1週間6600円から、各メーカーの主要なハンディターミナルをレンタル可能ですので、貴社の環境に合った機種をご利用いただけます。

ピピっと分かる!編集部|監修者情報

ピピっと分かる!編集部はハンディターミナル・OA機器などのリファービッシュを手掛ける株式会社サザンプランが運営いたしております。

・40,000社以上のご利用実績
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© 2012 株式会社サザンプラン  インボイス制度事業者登録番号 T6-0100-0114-4905

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